不燃性とは、実際に火や炎にされされた際に燃えない性質、　　　　　　　　　　あるいは極めて燃えづらい性質のことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　燃えてもその燃焼が遅い場合は、難燃性（なんねんせい）と呼びます。

建築材料においては、耐燃性の程度から不燃材料、準不燃材料、難燃材料の　　　３つに区分され、不燃材料は程度としては一番高いものになります。

不燃材料に選ばれるには、建築基準法に定められている以下の条件を　　　　　　満たす必要があります。

　・火災発生時に加熱後 20 分間燃焼しないこと。

　・外部の仕上げにおいて、防火上有害な変形、溶融、亀裂、　　　　　　　　　　　その他の損傷を生じないこと。

　・内部の仕上げにおいて、避難する際に有害となる　　　　　　　　　　　　　　　煙やガスを発生させないこと。

以上の３つの条件を満たし、国土交通大臣が定め、認めたものを　　　　　　　　「不燃材料」と呼びます。

準不燃材料の場合は、上記の１つ目の条件が 10 分間燃焼しないことで、　　　　ほかの２つの条件は同様です。