合板は、複数枚のベニヤ板を繊維方向が直交するように重ねて層にし、　　　　　接着剤で１つの板材にした複層板材のことです。　　　　　　　　　　　　　　　繊維方向が同じになるように重ねたものを単板積層材（たんばんせきそうざい）　と呼びます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベニヤ板は単層（１枚）の板材のことを指します。

合板には用途により構造用合板、コンパネ、普通合板などに分類できます。　　　構造用合板は住宅の構造材（壁下地、屋根下地、床面下地など）として　　　　　使用されます。

コンパネはコンクリートパネルの略で、コンクリートを流し込むための　　　　　型枠として用いられるもので外観はあまり整っていないものが多いですが、　　　合板の中では比較的安価なものが多いです。

普通合板は特に用途を決められていない合板のことです。

その他に、合板の表面に加工処理を施したもの（塗装やフィルムを張ったもの）　は化粧合板と呼ばれ、特に天然木を使用したものを天然木化粧合板と呼びます。