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砂とは、岩石が風化や侵食などの作用によって細かく砕けたものを指し、 一般的には、1 / 16 (0.0625) mm ~ 2 mm の大きさのものをいいます。 また、人工的に上記の条件まで砕いたものも砂と呼びます。
粒が砂より大きいものを礫(つぶて、れき)と呼び、 砂より小さいものをシルト、さらに小さいものを粘土と呼びます。
砂は、さらに粒子の大きさによって次の5つに分類できます。
・巨大砂(または、極粗粒砂)
粒子の大きさが 2 mm ~ 1 mm のものを指します。 1粒1粒の色や形などが肉眼でも確認できる程度の大きさです。
・粗粒砂
粒子の大きさが 1 mm ~ 1/2 (0.5) mm のものを指します。 よく見ると粒の色、形が両方確認できます。
・中粒砂
粒子の大きさが 1/2 (0.5) mm ~ 1/4 (0.25) mm のものを指します。 よく見ると1粒1粒の色の違いを確認できます。
・細粒砂
粒子の大きさが 1/4 (0.25) mm ~ 1/8 (0.125) mm のものを指します。 全体的に見ると部分ごとに色の違いを確認できますが、 1粒1粒の色や形を見分けることは難しくなります。
・極細粒砂
粒子の大きさが 1/8 (0.125) mm ~ 1/16 (0.0625) mm のものを指します。 ほとんど粉状になり、全体的にも色が均一に見えます。
成分としては、鉱物の破片や珊瑚、貝殻の破片が含まれており、 含まれる鉱物によって砂の色に違いがでてきます。 主な成分として、石英や長石、黒雲母や角閃石類などです。 珊瑚や貝殻などの主成分は炭酸カルシウムになります。 採取できる場所によって、海砂や川砂、山砂などと呼ばれます。
用途としては、細骨材としてセメントに混ぜられ、コンクリートやモルタルの 原料の一つとして使われます。 人工骨材や大理石などを砕いたものを色砂と呼び、 この色砂と着色樹脂、モルタルからは人造大理石をつくることができます。
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